仮面(元)、1Kの隠れ家

心が暇なので、厨2病だった頃に思いを馳せて、痛々しいものを書きたい

酔生夢死

人生で1番空虚に過ごしていたのはいつか?


そうそうないとは思うが、もしも人にこう聞かれた場合一体いつと答えれば良いのだろう。小学校の頃は毎日全力で生きていた。中学?高校?確かに未来に役立つ何かを頑張ったわけでもなければ、その日その日を大事に生きていた訳でもない。それでも空虚というのとはまた違うだろう。予備校時代も久々に真面目に物事を考えて生きていたと思う。受験は大失敗だったが。



個人的に去年か今年だなぁと思う。
でも、思い出補正なのか単純に何も考えていなかったのか、去年はそんなに日々の生活に空っぽさを感じなかった。
じゃあ今年か。今年はすごい空っぽだ。仮面浪人で、宅浪の時よりかは一応身分も保証されていて、やるべき事、という生活の項目もしっかり存在する。だけど、去年以上に「今日が終われば明日が来る」程度の認識で毎日を生きている。こんなので良くないとはわかっていても、自分にはこれ以上どうすることも出来ない。浪人している限り、いくら自分を取り巻く環境がいくら変わっても、本質的には変わらないどころか、悪化することもあるんだなぁとどこか他人事のように考えてしまう。基本的に何も考えていないのだろう。




今年に入ってお酒を飲む頻度が増えた。一人暮らしになって、実家と違って、親の目がないことによってある程度自由になったからだと思っていた。けど、あまり好きじゃないチューハイなんかも呑むようになった。それで気がついた。お酒なんて味や好みを気にして呑むものじゃないんだ。何も考えてない人が、何も考えずに呑むものなのだと。酒に味や気品を気にするのなんて高貴な方たちのみだ。我々下民は偉い人達に言われたことを淡々とこなすかの如く、不味い缶チューハイでも呑んどけば満足なのだ。
まぁ考えてることがあるとすれば、お酒に酔ってると大嫌いな洗い物もなんの苦もなく行える。脳死とはいいものだ。



今の生活は酔生夢死そのものだ。



酒酔う如く生き夢見て死ぬ。ほとんどの平凡な人間の人生なんてそんなものなんだろう。
















でも生き方は缶チューハイでも、夢はもうちょっとマシなお酒だといいなぁ。