仮面(元)、1Kの隠れ家

心が暇なので、厨2病だった頃に思いを馳せて、痛々しいものを書きたい

ポカリ150円でかう?

教材と衣類をつめたキャリーバッグと、またもや衣類をつめたバックパック、スーツ入れとトートバッグをもっていざ帰省。


と思ったが、さすがに数は多く重量もあって、駅まで徒歩30分は僕には相当こたえた。
全身の穴という穴から汗が吹き出し、白いTシャツはびちゃびちゃに濡れて乳首とか透けてたと思う。この時ほど自分が女であればな...なんて思うことはないだろう。

そのくらいへとへとに疲れて汗もかいてしまったので水分が取りたくなった。自販機にポカリスエットが150円で売っていたので迷わずそれを購入した。
何気にポカリスウェットを飲むのは数年ぶりかもしれない、なんて考えながらキャップを外し、おもむろに口に運んだ。

何年も飲んでなかったはずなのに、とても見慣れた味が口の中に広がる。

そこで思い出したのだが、アメフトをやっていた時にあのポカリスウェットとでかでかと書かれた青いボトルを持って行ってた。日によって中身がお茶であったりポカリスウェットであったりと結構バラバラであった。
炎天下の人工芝の上で練習してヘトヘトになった後にボトルを手にした時、毎回
ポカリスウェットだったらいいなぁ〜
なんて考えて飲んでいたと思う。お茶だと少し落胆し、ポカリスウェットだといつもより甘く感じるその液体を浴びるように飲んでいた。疲れはどこかへ吹き飛び、そして何事もなくまた練習に戻るのだ。


そんなことを考えていたらいつの間にかポカリスウェットのペットボトルの中身は空っぽになっていた。気がつけば飲み干していたのだ。

こんなにポカリスウェットを欲したのはアメフトをやっていた時以来だったかもしれない。ずっと忘れていた当時の記憶を思い出しながら、重い荷物で溜まった疲れはいつの間にか吹き飛んでいた。





.