仮面(元)、1Kの隠れ家

心が暇なので、厨2病だった頃に思いを馳せて、痛々しいものを書きたい

深夜徘徊

騒ぎすぎて不動産会社から苦情の文面が送られてきたので、部屋で騒がないように、夜中に外で通話やキャスをやるようにしたい。

が、あまりやってない。というかほぼやってない。

しかし、昨日ようやく友達との通話で重い腰を上げて外へ出た。
何気にここに来て深夜に外をうろついたのは初めてかもしれない。田舎だけあって真っ暗で少し怖かったが、意外とこの夜の街を出歩いている連中は多かった。

自転車乗っていたり、何人かで道端に座り込んで酒盛りしていたり、同じ部屋から出てきたカップルがコンビニに入っていったりと、割とやりたい放題だ。



そういえば寮生時代、よく深夜徘徊をした。ここで言う「深夜徘徊」とは、僕の所属していた寮特別ワードのひとつであり、意味は、「寮内」を就寝時間中に出歩く、つまり友達の部屋に行ったりトイレ以外の場所に足を運ぶことが該当する。

本来の深夜徘徊の意味である外に出てうろつくのは「深夜外出」と呼ばれ、深夜徘徊の10倍は重罪扱いであった。(深夜徘徊でも複数回行えば退寮)



まぁ深夜徘徊も深夜外出もやっていたので、ここで差別化する必要性は全くないのだが。


まぁいい。
何故こんなにも罪の深夜徘徊を毎晩のようにやっていたのかと言うと、正直なところ僕も良くわからない。明確な理由は特にない。

強いて言うなら単純に楽しかったからである。
何処も彼処も真っ暗で、見回りの舎監以外は就寝している「世界」で、ひとり、もしくは友達と出歩くというのは非常にワクワクする。

時には友達の部屋だけでなく、深夜外出もして外に出たこともある。これもまた楽しい。学校の生徒会室に忍び込んだこともあった。夜の学校とは誰もが1度は憧れるものでは無いだろうか。怪談話ではレギュラー出演である。
思えば夜中に人の侵入を許す学校のセキュリティ、相当危ない気がしてきた。

花火をしたこともある。寮の横には大きな公園があり、そこの広場で花火をした。こればっかりは警備員が怒鳴り込んできたのでほぼ楽しめずに終えてしまったが、なんだかんだこれも楽しかった。

どれもこれも楽しかったのだ。

これを読んでる人はきっと
「くだらないな」
なんて達観した感想を抱くのかもしれない。というか抱くと思う。僕もそう思う。


だけど、身内間のみで深夜に徘徊するというのはどうも楽しく思えてしまうのだ。多分月の魔力か何かだと思う。本当に。じゃなきゃ説明がつかないくらい、夜はくだらないものでも楽しく思えてしまうのだ。


僕は既に、6年間も嫌という程退寮のリスク付きで深夜徘徊を経験しているので、今更月の魔力の影響も少ないが、もしかすると、今僕が住んでいるド田舎では、大学に進学し親の庇護から一時的に外れ多様な人達が、数年前の僕と同じように月の魔力に引き寄せられて深夜徘徊をしているのかもしれない。



ちなみに、道端で座り込んで酒盛りしてた団体は弊学に苦情を入れといた。
さすがに気持ち悪かったので。

でもきっと彼らは彼らで楽しかったのだろう。