仮面(元)、1Kの隠れ家

心が暇なので、厨2病だった頃に思いを馳せて、痛々しいものを書きたい

睡眠前の心構え

最近よく夢を見る。

大抵はお世辞にもいいと思える夢ではなくて、常に何かを手探りで模索し、不安と恐怖に怯えるような曖昧で陰鬱な夢を見る。
しかし、具体的に説明できないとおり、夢の内容はほぼ忘れてしまうくらい浅く、大した衝撃も無いものがほとんどだ。 なにか夢の中で懸念事項があり、それをひたすら懸念し続ける夢、なにかに追われる夢、ただひたすら歩く夢、等、内容こそハッキリとは覚えてないが、朧気に覚えている最近の夢はこんな感じだ。


最後に見た記憶にそこそこ残る夢は、イオンモールに行った夢だった。帰省したその日に見たからか、実家から1番近いイオンモールであった。
閉館ギリギリまで骨董品や雑貨が陳列されたよく分からないテナントでスタッフと話し込んでいた。それこそ売り物は骨董品や雑貨であるはずなのに、まるで携帯電話のキャリアショップのように店員と机を挟んで色々は話していた気がする。
閉館時間が迫ってきたので、とりあえず帰ろうと店を後にし、駐車場へ向かった。すると何故か駐車場で数人の人が立ち往生しており、何やらスマホで電話していた。内容を盗み聞きすると、近場の道路が封鎖されてイオンモール周辺から出られなくなったらしい。なぜ封鎖されたのかというと、どうやら凶悪殺人鬼が周辺に確認されてとりあえず封鎖したのだとか。現実ならありえないが、厨二病を拗らせた21歳児の脳みその中では特に違和感を覚えなかったのだろう。
とりあえず殺人鬼に見つかるのは不味いと思ったので、店舗に通ずるエレベーターがある扉の内側まで戻り、駐車場を眺めていたら、歩き方がおかしいスキンヘッドの明らかに風貌がおかしな人間を50メートル位先にとらえた。
こいつが殺人鬼だと確信したので、柱に身を潜め、そっと扉の横の窓越しに駐車場を確認すると、変な歩き方をしている殺人鬼と目が合った。まずいと思って即座に柱に身を隠したが、相手の動向が見えないのでは本末転倒であるので、もう一度窓から駐車場を見渡した。すると目前の車道にまで殺人鬼は迫ってきていて、尋常ならざる歩き方で一直線にこちらに向かって突っ込んできた。


全身に恐怖を感じた瞬間に目が覚め、夢であったことに安堵したのと、内容がバカバカしすぎて僕の知能レベルの低さに悲しくなった。


とまぁこういうくだらない夢ばかり見ている訳だが、小さい頃(小学校くらいまで?)はもう少しマトモな夢をよく見ていたと思う。
今でも当時の自分の深層心理と発想力の素晴らしさに惚れ惚れするような夢も見た。


寝る時間は当時と比べてそう変わってないはずだが、何故こうも見る夢の質に差が出るのかを考えたところ、大人となった今は昔のような無邪気で無責任で居られない上に、成長すると共に学ぶ負の感情も豊富になったから単純に現実味が増しただけなのではないかと思った。

思えば昔はファンタスティックな夢をよく見た気がする。自分が木になる夢や、江戸時代くらいの団子屋(?)に行く夢や、親父2つに分裂してめんどくさくなる等、わけが分からないだけでなく、現実味が無さすぎるファンタジーチックな夢ばかり見ていた。

今の歳ではファンタジーの世界に行けないのだろうか。もしこの現実世界で、ライトノベルではやっているような異世界に行けるとしたら、それは夢だけだ。
見た目は30歳くらいの脂汗うかべたおっちゃんだが、心は14歳だ。ファンタジーに憧れてしまう。













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